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初めてのフルマラソンで完走(歩きも含む) 50歳目前で挑戦した第18回湘南国際マラソン 2023.12.3

 

 

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50歳(早生まれなので正確にはまだ49歳)にして初のフルマラソン湘南国際マラソンを走ってきました。

 

正確には、4分の3くらい走って、4分の1くらい歩いてきました。

 

とはいえ、制限時間内にゴールしたので「完走」です。メダルもらいました!初マラソンなので、どんなタイムでも自己ベストです!やったぜ。

 

一生に一度の「人生初マラソン」。最初の5キロは1キロ7分5秒ペースでゆっくり入り、あとは1キロ6分50秒で走り、サブ5を達成するプランでした。

 

レース前、走ってる(歩いている)途中、レース後に気づいたことや、今後に向けた自分向け備忘録を記します。湘南国際マラソン攻略法といえばおこがましく、よろずのフルマラソン途中で歩くわよ、って方に少しでも参考になれば。

 

*おれへ:お役立ち小物グッズや気づいたことは末尾にまとめているので、大会前はそれを見るように。

 

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発着点の大磯ロングビーチへのアクセスの悪さに定評がある湘南国際。特に初心者、初級者は首都圏各駅からの直行バスに乗ることを強くおすすめします。

 

おれは午前7時すぎに到着。バスを降りたらすぐトイレがあり、男子は待ち時間も10分程度だった。自宅のトイレに続きこちらでも大が出て、幸先良くウンがついた。


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朝日に照らされる相模湾とスタート地点。スタートは西湘バイパス上にある。


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バスを降りると、フィニッシュゲートを横目に見つつ、荷物置き場までぐるっと一方通行で大回りします。この途中に拠点を作っているランニングクラブも多かった。各社ブースもあったが、スタート前はまだそれほど盛り上がっていなかった。


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ここに戻ってくるのは何時ごろなんだろうな、と思いつつ脇を通り抜けて荷物置き場に向かう。

 


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荷物置き場は男女別、かつ、アスリートビブスナンバーの下1桁別に分かれており、女性側には屋根があったが、男性側はロングビーチのスペースに並べられたテーブルに、事前配布のゴミ袋につめて自分で置く、というシステムだった。

 

わかりやすいように、ベイスターズのバンダナを巻いていたんだが、俺が帰ってくる頃にはみんなとっくにゴールして着替えてるんだろうなと思い直した。そして、実際にそうだった。

 

雨が降ったらどうするとか、ビブスがないと入れないとはいえ不審者がいたらどうするとか、いろいろツッコミどころはあるが、この時期の湘南は雨が降らないことを前提としているんだろう。

 

トイレに並んだり場所がわからなかったりして、この時点で整列開始時刻の午前8時になっていたが、スペースはまだ十分あり、ほかのみなさんも我先に並ばなきゃ、という感じでもなかった。公式記録がネットタイムだからというのもあるんでしょうね。

 

この日はヤフー天気によるとスタート時気温10度、走行中は14度から15度まで上がる予報だった。手袋、アームウオーマー、ネックウオーマー、100均の雨合羽などいろいろ備えていたが、湘南の陽光がまぶしくあたたかく、おれは暑がりなので、雨合羽だけ着て並んだ。


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ブロックはAからGまであり、おれは当然最後尾のGブロック。荷物を置いたあと、屋内スペースをみつけてそこでストレッチ、公式練習会でお世話になったウルトラランナーのみゃこさんに遭遇して2ショットを撮ってもらったり、さらにもう一度小便をすませ、8時45分ごろ列に並んだ。

 

トイレは思ったより並ぶ時間はかからなかったが、スタート前の動線が整理されているとは言いがたく、スタート2時間前に着いていても、時間があまって手持ちぶさた、ということは全くなかった。もろもろ慌ただしい。

 

スタート前にボランティアのみなさんが、ハマスタのゴミ集め係員のように回ってきてくれて、ゴミを回収してくれます。雨合羽とはここでお別れでした。ぶっちゃけいらなかったかも。スタート前までに寒く感じることはなかった。

 

9時に号砲がなったが、Gブロックにはもちろんその音も聞こえず、動き始めることもなくやや微妙な雰囲気になる。

 

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しばらくして、フィニッシュゲート横の広場からぞろぞろと移動が始まった。公式記録はネットタイムだし、グロスで6時間半の制限時間を気にしている人もいなさそうで、みなさん秩序正しく歩いている。

 

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我が家のドライブコースとしても名高い西湘バイパスに突入。写真を撮ったりほげほげ歩いていると、やっとスタートブロックが見えてきた


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河野太郎デジタル大臣がおり、ブロック下にはSPさん。ここまで走ることなくひたすら徒歩で19分経過。ここからランニングアプリを起動させました。

 

おれはGブロックでも真ん中かやや後ろにいたので、Gの一番後ろから走り始める方は30分弱くらい見ておいた方がいいと思います。19分も歩くのでこれでアップは十分かなと思い、あとは肩を回したりするだけだった。

 

ということで、おれの湘南国際マラソンは9時19分に号砲が鳴ったのでした。

 

<スタートから5キロ>35分50秒(7分10秒/キロ) 

混雑は思ったほどでもなく、こんなもんかな、という感じで走っていた。5キロ時点で水を取るつもりだったのが、給水所がなくてちょっと焦った。


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石田もいました。ベイスターズユニ多数だった。

 

<5キロから10キロ>35分34秒(7分7秒/キロ)

湘南大橋でちょっと上り、視界が開けてくる。ランニングアプリの1キロラップ読み上げを聞きながら、ペースが上がらないなーと思いながら走っていた。

 

<10キロから15キロ>34分51秒(6分58秒/キロ)

柳島公園、辻堂海浜公園など、11月の公式練習会で走ったコースに入る。ペースが安定してきたが、思ったより上がらない。そして、暑くなってきたな、とも思う。

 

<15キロから20キロ>34分29秒(6分54秒/キロ)

セーラームーンのコスプレランナーにほっこりしながら、19キロの江ノ島で折り返す。体感よりもスピードが上がっておらず、この時点で、1キロ6分50秒ペースをあきらめ、1キロ7分ペースかな、と思い始める。

 

ランメトリックスでは、17キロ過ぎの片瀬海岸あたりがランニングフォーム最高得点だったようだ。そして折り返しで元気が出たのか、19キロから20キロの6分46秒が1キロあたりの今レース最速ラップだった。

 

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<20キロから25キロ>35分34秒(7分7秒/キロ)

さあここからもう一度気合い入れて、無心であと10キロ走ろう、と思っていたのだが、24キロの浜須賀あたりで急に脚が動かなくなってきた。

 

そういえば30キロ走の練習をしなかったなとか、ハーフマラソンでは終盤がっつりあげてゴールできたのになあ、などとつらつら思いながら走りつづけるも、キロ当たり7分台後半まで落ちる。

 

<25キロから30キロ>43分24秒(8分36秒/キロ)

30キロの壁、とはよく言ったものだが、自分の場合、25キロ地点で、脚が動かなくなってきていた。

 

せめて30キロまでは走ろう、と思ったが、柳島公園手前で自分に負け、ついに歩き始める。

 

ラソンはメンタル、とよく言ったもので、走れなくなる、歩けなくなるほどつらい、ということではなく、脳みそのなかのリトル俺が「もう歩こうぜ」と何度も誘ってくる感覚だった。

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29キロすぎの湘南大橋。車で走っていると意識しないが、自分の脚で走るとけっこうな上りで、周囲も殆どの人が歩いていた。

 

ファンデフェンのお兄さんも歩いていた。ファンデフェンのユニを着て大会に参加するとはただ者ではないな。

 

ランナーの服装で一番多かったのは公式Tシャツだったが、ベイスターズユニもけっこう多かった。最終盤はバウアーユニの青年、筒香ユニのおじさんと併走したり抜かれたり、でした。

 

目立つ衣装だと、「ベイスターズ頑張れ」とか声をかけてもらって励みになる。次回からはおれもキャラ立ちしているユニにしようかなと思った。

 

<30キロから35キロ>50分11秒(10分2秒/キロ)

せめて1キロ9分は維持したいと、標識から標識まで走る、などとしていた。この時点で、ネットタイム5時間半も厳しそうだと悟る。

 

協賛企業のユニホームを着た「励まし隊」みたいな団体に、「がんばってください!」と声をかけられ、軽やかに抜かれていく。励まされるというより、自分にはもう脚が残っていないと思い知らされる。

 

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エコマラソンらしく、食べたジェルやサプリの袋はジップロックに入れて持ち運んでいる、という証拠写真を撮って気を紛らわせる。「エコ・スイーパー」さんもどこからともなく現れ、これまたハマスタのゴミ集めの係員のようにゴミを引き受けていた。

digital.asahi.com

 

<35キロから40キロ>52分13秒(10分26秒/キロ)

レース前はここが勝負どころ、と思っていた35、36キロの西湘バイパス入り口上りは完全徒歩となり、1キロあたり11分30秒と今レース一番のスローペースとなった。

 

西湘バイパスには一般客は入れず、ボランティアの声援だけになるのだが、こちらは高校生や大学生らしき女の子が多数いて、がんばってください、マイペースで、の声にちょっと元気が出た。

 

とくにきついときには、プロ野球選手がよく言う「声援が力になった」ってほんとなんだなあと痛感した。


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湘南国際マラソン名物、37キロ地点で見えてくるフィニッシュゲート。そしてここから二宮の第2折り返しまでが果てしなく感じた。ゲートが見えてきたことで、再び走り出す人もぼちぼち増えてきた。

 

ちょっと走っては歩き、またちょっと走って、という感じで1キロ9~10分台をかろうじてキープ。立ち止まってストレッチしなきゃいけないくらい辛いのかといえばそうでもなく、歩く分にはさほどつらくなく、いつものウォーキング同様だった。

 

ボランティアのお姉さんが持っているうちわに書いてあった「結局はメンタル」という文字が身にしみた。

 

そして、おれって歩くの遅いなと改めて感じた。ちょっと走ってまた歩き、ってやっていても、ずっとすたすた歩いている足の長い人に追いつくのがやっとだった。むしろウォーキングの練習をした方がいいのかもしれない。

 

<40キロからゴール>20分24秒(9分18秒/キロ)

フィニッシュゲートが見え始めてから二宮の第2折り返しまで、後で調べたら2キロ半くらいのようだ。折り返すまでに永遠の時間に感じたので、ここはあらかじめ頭に入れておけばよかった。

 

折り返し時点にオールスポーツのカメラマンが待ち構えており、ここだけはフォームを意識して、さわやかな笑顔で駆け抜ける。

 

この39.6キロ地点の折り返しが最終関門になっており、グロスで5時間55分以内に通過しないといけない。さすがにこれには引っかからないだろうと思ってはいたが、時間を確認したら10分強しか余裕がなかった。

 

ただし、おれの周囲も、関門通過で焦る感じはなかったので、フルマラソンの肌感覚としてはこれくらいあればいいのかもしれない。

 

40キロ地点のガーミン時計を通過し、41キロの表示が見えると、大磯ロングビーチ敷地が西湘バイパスのすぐ脇となり、すでにゴールしている中上級者のみなさんが、苦しんでいる俺たちを見て、ときどき声援を送ってくれる。

 

そして大磯西IC出口の標識が見えてくる。運転歴30年のおじさんドライバーなので、出口に向けてぐっと下ることを知っている。

 

これを生かすべく、標識あたりからとことこと走り出す。なんだかんだまだ走れるじゃん。。やはりメンタルか。

 

大磯ロングビーチ手前のアクセス道は急な坂道になるので、こちらは戦略的に歩く。登り切ったところで、かっこいい写真を撮ってもらうべく、サングラスをとってあごを引き、よいフォームよいフォームよいフォームと、3度つぶやきながらスピードをちょっとあげ、歩く人たちをささやかながらごぼう抜きした。

 

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ゴール!!

 

目標タイムには1時間弱届かず、申告した予想タイム5時間半よりも15分ほど遅かったが、給水以外では一度も立ち止まらず動き続けられた。

 

初マラソンなのでこれが押しも押されもせずPBです。完走を成し遂げ、箱根駅伝のアンカーやメダル取った五輪選手のように渾身のガッツポーズとやりきった感の表情が、きっとカメラに収められたことだろう。



完走メダルはなにげに小さかった。知らない人には、子どものおもちゃと思われそう。

 

ゴール直後、シューズの紐にくくりつけていた記録チップを取り外してくれるボランティアさんはありがたかった。完走後、かがんで外すの大変だなと思っていたので。


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弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者をたたく、のではなく、弱い自分に向き合う

 

<まとめ>

金哲彦さんの著書「マラソンレース必勝法42」の190ページ以降に「レースの失敗は人生を豊かにする」「失敗の原因は自分が誰より自分がよく知っている」「成功への第一歩は(自分自身を)理解すること」とあり、まさにその通りだなと思った。2月に走り始めてから10カ月、フルマラソンに挑戦してみて本当によかった。これからも息長く走り続けたい。

 

<お役立ち小物グッズや気づいたこと>

・後述するように、カーボローディングもトイレ対策も足首の痛みもまったく問題なくうまくいったので、今回のタイムがひとえに自分の実力でした。サブ5を達成する走力もメンタルもなかった、ということだ。精進します。

 

・25キロを過ぎてからの「ひと思いに歩いちゃえ」誘惑はものすごかった。おれのペースで走っていると、そのあたりから走る人より歩く人が多くなってくる印象。これをやり過ごすには強い走力と強い気持ちしかないのだろう。

 

・ゴール後に特段なにかもらえるわけではなく、準備していたアミノバイタルゴールドとアミノショットを摂取したが、ぶっちゃけジェルの味に飽きていた。100%オレンジジュースとか持っていたらよかったかもしれないが、そんなの飲んだら胃が弱っていて戻しちゃってたかも。

 

・今回の大ヒットグッズはワセリン。ハーフの経験などから、長い距離を走ると右足拇指球あたりにマメができそうな気がして、特に足の裏に念入りに厚めに塗ったところ、ぎりぎり大丈夫だった。おなかにもべったり塗って冷えを防ぎ、トイレに一度も行かずに済んだ(後述)

 

・現地でアイシングをしようと水筒に氷を詰め、アイスバッグを持って行ったが、ゴールしたのが遅すぎで、会場クローズの時間が近く、そんな余裕はなかった。氷も水筒内でちょっととけて取り出しにくく、氷は次回からコンビニで買うことにする。

 

・帽子、サングラスは必携。視覚的にまぶしいとそれだけで疲れる。サングラスは父の日に次女からもらったものを愛用しています。

 

・妻の協力もあり3日前からカーボローディングにいそしみ、当日もレース前にエナジージェル2袋、レース中は「アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー」を5キロおきに半分ずつ摂取した。失速の原因はエネルギー切れではないはず。ただ、味の素さんのせいではまったくないと前置きしたうえで、味がそっけなくて途中であきたので、他社製も交えるなど味変を工夫したい。

 

・胃腸が弱く、大小ともトイレが近いため、トイレ対策は入念に行った。大は数日前から胃腸薬、正露丸、ヤクルトY1000を服用。当日朝に自宅と到着直後に出し、スタート直前にガスター10とストッパを投入。便意を催すことはなかった。

 

・小は3日前から大好きなコーヒーを絶ち、お茶も飲まずカフェインを体内から抜いた。前日にOS-1を500ミリリットル飲み、当日もマイボトルにOS-1を400ミリリットル入れ、それをちびちび飲んでいた。ちびちび飲み過ぎたせいか、ゴール時点で100ミリリットルくらい残っていた。

 

・水分補給は5キロ地点で大会公式ドリンクのグリコ「パワープロダクション CCDドリンク」をマイボトルに400ミリリットル入れ、30キロすぎからは給水所でカルピスや麦茶をコップで飲んだ。小便に行きたくなることもなかったが、CCDドリンクもゴール時点でけっこう残っており、こんなに持ち運ぶ必要がなかったのか、飲まなさすぎだったのか、よく分からないのが正直なところ。

 

・さらに粉末の「アミノダイレクト 5500」を10キロおきに1袋摂取したが、30キロ地点の摂取で粉末が風に舞って顔にかかり、かなり気分が下がった。おれの摂取技術がつたないのだろう。こちらも効果がどれだけあったのか正直よくわからない。

 

・iPhoneSEの電池の持ちが心配で、モバイルバッテリーも持ち運んだ。結果的に、これがないと途中で電池が切れていたと思う。

 

・上記の一式をサロモンのアクティブスキン4に詰め込み、さらにお守り代わりに「サロメチールジクロクールローション」を背中に入れて走った。重量感はまったくなく、アクティブスキン4の優秀さを実感した。今後のフルマラソンは「マイボトル」でなくてもこれを着たらいいのかもしれない。

 

・おれは右の横隔膜が弱いようで、20キロくらい走ると右脇腹のちょっと上くらいに痛みが出てくる。深い呼吸をこころがけ、指で押したりしているうちに収まるのだけど、それは歩き始めたからかもしれず、ずっと走っているとどうなるかは30キロ走をしないと分からないのかも。これに関してはガスターも効かなかった。

 

・沿道の地域住民のみなさんの声援にはなるべく応えるようにしていた。上を向いて笑顔になるだけでフォームがよくなる気がする。将門ハーフに比べて、地域住民、というより、ランニングクラブやお店など、特定の団体が特定の人を応援している、というのが多かった気がする。そしてなぜか沿道でコーラを振る舞う人がたくさんいた。

 

・湘南国際で沿道の応援が一番賑やかなのは19キロの江ノ島折り返し地点。その後は防風林に囲まれ、景色もかなり単調になる。学生時代から車で国道134号を何度となく走ってて分かってはいたが、海沿いをずっと走ると思っていると、イメージとはかなり違うな、ということになります。

 

・9月下旬から断続的に悩まされていた足首の痛みが、今レースではまったく出なかった。2週間前からは走行距離をがくっと落として、ストレッチなどケアに努めたからかも。

 

・レース後の夜は近くの銭湯に行き、風呂、サウナと水風呂の交代浴に務めた。レース翌日時点では、歩くと右膝裏ちょっと上の腿裏、左骨盤外側が痛く、とくに下り坂になると両太もも前側も痛い。これがおれのランニングフォームの癖なのかなと思った。そのほかの箇所では、左小指をそらせると痛い。アンダープロネーションが強いからなのだろう。それでも、痛くて痛くて動けない、ということではなく、通常の筋肉痛の範疇に収まっていてよかった。レース翌日は在宅勤務にして、アイスバッグでいろいろ冷やし、アクティブレストと銘打って4キロほどウォーキングした。

 

・湘南国際でなにかと言われている「マイボトル」制ですが、1分1秒にこだわるランナーが反発するのも分かる気もした。

 

・と同時に、おれのような初心者にとっては、マイボトルでいつでも水分がとれるというのはかなりの利点で、コースがきれいなのも印象がよかった。

 

©allsports.jp

・初マラソン完走を記念して、オールスポーツの「アスリートビブス検索で表示されたすべての写真が入った、スペシャルデータダウンロード」を11,000円で購入してみた。2L版を4枚買うなら一括DLの方が安く、カメラを意識して走っていた、かつ、我ながらランニングフォームがよくて顎も上がっていなかったので奮発してしまった。

 

・上記のようなイメージカットも含まれており、分類ミスで自分が映っていないのを省くと92枚でした。人によって考え方が違うかと思い、こんな高いの買わない、とか、自分の写真に興味ない、という人も多いかなと。プロカメラマンがばっちり一瞬を切り取ってくれて、おれとしては買って損はなかったと思っている。

 

 

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富士山に見送られつつ、大磯ロングビーチをあとにする。

 

二宮駅大磯駅行きシャトルバスは道もバスも混んでいて1時間半くらいかかる、と言われ、大磯港行きシャトルバスに乗り、そこから大磯駅まで15分くらい歩いて帰った。

 

来年も出たいか、というとうーん、せっかくだし別の大会にしようかな、と思うなどする。なにしろフルマラソンって1シーズンに1、2回しか走れないだろうし。

 

フルマラソンの世界に入って初めて、自分の残りの人生の時間、について考えるようになった。大会にあと何回出られるのだろうか、とか。今を生きて、今を大切にしたい。