6月1日(土)にエスコンフィールドでファイターズ×ベイスターズを観戦し、翌2日(日)は野球ではなく札幌観光した。
日曜夜の帰宅便はベイスターズ選手と同便になり、おれの隣にはベイスターズを代表する某有名主力選手が座ったのだった。その話は後述。
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札幌駅コインロッカーにスーツケースを入れ、地下鉄で円山公園へ。北海道の総鎮守、北海道神宮に参拝。
絵馬記入処が室内でした。さすが寒さが厳しい北海道
敷地内の六花亭で「半官さま」というおまんじゅうを売っていた。
「北海道開拓の父」と尊敬される開拓判官、島義勇にちなんでおり、この店でしか買えないらしい。島さんは2024年が没後150年だそうで記念行事が企画されているようだった。
あつあつでもちっとしていておいしかったです。
北海道神宮から流しのタクシーに乗り、札幌オリンピックミュージアムと大倉山ジャンプ競技場へ。グーグルマップでみると徒歩約38分と出ていたが、道中かなりの坂でとても歩けそうになく、タクシーをたまたま拾えてよかった。
いまでもジャンプワールドカップやサマージャンプ大会が開かれる。大倉さんが作って札幌市にあげたそうだ。
1972年札幌冬季五輪の会場です
リフトで選手のスタート位置まで上れる。ジャンプ競技はもともと刑罰から始まったというのもうなづける。こんなの怖くてとても飛べない。
併設するオリンピックミュージアムは冬季競技のVR体験的なコーナーがたくさんあり楽しめました。
オリンピックつながりで、大倉山ジャンプ競技場から大通公園西11丁目のオリンピックモニュメントまでタクシーで移動
大通公園は東京オリンピックでマラソンの発着点になったが、このモニュメントはそれとは関係あるのかないのか。。
名目としては「1972年札幌オリンピック50周年記念」ということで作られたようで、銘板には、とにかく世間から人気が無かった東京オリンピックには言及がなかった。
テレビ塔までのんびり歩く。近くでコスプレイベントがあったようで、大通公園はコスプレイヤーであふれていた。
テレビ塔から二条市場をかすめ、狸小路をぶらぶら歩き、札幌駅に戻ってエアポート快速に乗車。
ラッキーキリマンジャロがZepp Sapporoに来るらしい。交通費がかかる札幌でライブできるくらい売れてきている、ということかしら。
新千歳空港は楽しみたくさんで、空港自体が一大観光拠点になっている。
エアポート快速を降りて、妻が下調べしてくれていた五十七番寿司に直行。18時半閉店で、18時には行列を打ち切ってしまうので、とにかく早めに行って良かった。ベイスターズファンであふれていた。
うに食べ比べ1200円。旬のうに。絶品でした。
あじ350円もおいしかった。いつも食べてるあじはなんだったんだ。。って感じ
妻と別行動して、ラーメンあじさいで特製塩ラーメンをいただく
おなかいっぱいでした
搭乗予定の飛行機が50分遅れ、ラウンジで時間をつぶしたあと、保安検査を締め切り直前に通過した。
すると、搭乗口近くの待合椅子に、一般人にまじって、ベイスターズ選手がそこかしこにしれっと座っている。
おれはじめベイスターズファンもとても多かったのだが、そこはそうとしたものなのか、おれ含めスマホで写真を撮ることもなく、ただひそひそと、だれそれがいる、とささやきあっているだけだった。
サングラス、イヤホン着用の選手が多く、まあ待合で声かけられるのもお断りってことなんだろうなと思った。選手が話している様子や、どの選手がどの選手と一緒にいる、というのをよく見ると人間模様が伺えて興味深かった。
おれが見る限り、プレミアムシートなどのいわゆる「いい席」は基本的に年齢順に割り当てているようだ。
普通席はチームとしてまとまって確保しているわけではなく、なんなら3人掛けの真ん中が選手、両隣は一般人、というケースもあった。
おれは3人掛けの真ん中で、通路側が妻だったのだが、おれが席に向かうと、先に着席していた妻がなんだかあわあわしている。
よく見たら、妻の隣に某主力選手がいるではないか。
その主力選手は、おれが真ん中に座るために立って待っていてくれたらしい。
そして、その選手が自分のコロコロを頭上の収納に入れたため、隣であわあわしている女性ファンのだんなさん(=おれ)がリュックを上げられず、別の席の頭上に入れたことをちょっと気にしてくれているようだった。
主力選手はイヤホンにサングラス着用で、試合後で疲れてるだろうし、おれも隣に座ったからといって何か話しかけるでもなくフライトの時間を過ごしていた。
そして、不意に大きな振動を感じて隣を見ると、その選手が豪快な「寝ピク」(正式名称:入眠時ミオクローヌス)をしていた。
体がでかいぶん、筋肉収縮運動も豪快だ。。試合後にこんな狭い席に座ってるとそりゃつかれるよね。。。
羽田につくと、その選手はあたかも当然というように、おれのリュックを別席頭上の収納から軽々と取り出してくれた。「ありがとうございますすみません」と言うだけで、もっと気の利いたことを言えば良かったかしらと思いつつ、あんまりコミュニケーションしすぎてもどうかなと思いつつ、フライトは終わったのでした。
ベイスターズ選手にしても好きなバンドにしても、では実際に飛行機の隣になりたいかというと、特に話しかけるわけでもなく逆に変に緊張してしまい、肩が凝ってしかたなかった。適度な距離をもって声援を送っている、くらいが実はいいのかもしれない、と思った。
選手は間近で見るとおしなべてかっこいいし、腕や太ももは丸太のようだし、私服もおしゃれだし、香水がはやっているのかなんだかいいにおいがした。
ファンもわきまえており、大きな混乱もなければ、サインや写真を求めて突撃すことも俺の見る限りでは皆無で、なんだか遠巻きに見ていた。
おれとしては希望したわけでも狙ったわけでもなくまったくの偶然でしたが、得がたいいい経験になりました。