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網走・阿寒湖知床9月の旅行記その13:アイヌコタンのイコロは異空間だった

夕方に阿寒湖着。アイヌコタンのシアター「イコロ(ロは小さい文字」で夜、アイヌ古式舞踊を見た。

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アイヌコタンに開演を知らせる放送が入る。そこで流れている音楽、というか、何かゴムが変な感じで共鳴してるみたいな音だなと思っていたら、「ムックリ」という楽器が奏でる音だった。

 

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音楽というか、メロディーや音階は特になく、それどころか音程自体も変わりなく、倍音変化でびょよんびょよん、という音になっていた。

 

アイヌ語は、特定の文字で表記する方法が定まっていないとされている。こちらの楽器も楽譜に書き起こすのは不可能で、演奏者のフィーリングで伝承されていったのだろう。

 

ヘドバンのような踊りに合わせて歌う歌も西洋音階とも七五調ともまったくちがい、異空間にすぽっと放りこまれたようなひとときだった。異文化に触れるとはこういうことですね。行って良かった。


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アイヌコタンは一見おみやげ店の集まりだが、実際にアイヌ民族120人が暮らしているらしい。


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アイヌ文化では、シマフクロウはカムイ(神)である。


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上座は神の場所で、奥の窓は神様専用とのこと

 


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囲炉裏の周囲の座る場所は年齢、男女で決まっていたそうです。


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シアターはアイヌコタンのわきにあります。