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濃霧のなかのエメラルドグリーン アラバキついでの南東北探訪記 その2

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あいにくの雨で、蔵王エコーラインの雪の壁も罰ゲームにしか見えない。

 

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540円也、昨日は大混雑だったであろう蔵王ハイラインを走ってお釜をめざした。駐車場で雨具を着ているうちに車のキーを見失う消耗戦を強いられる。

 

10分探した揚げ句運転席シートに置いてあったのを見つけ、たどりついたお釜、眼前にはすばらしいエメラルドグリーンの湖面が。しかしさらにその眼前には一面の濃霧が広がっていた。

 

 

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米沢まで下って上杉神社に参拝。おみくじを引いたら「体面をうまく整えているようで内実が伴っていない」と書いてあった。すみません。

 

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米沢藩主上杉鷹山が家臣に示した和歌。成らぬは人のなさぬなりけり。

 

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せっかく米沢に来たので、「ミートピア」で米沢牛ステーキ150グラム5500円を食す。しかし脂っこくて胃に応えた。

 

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米沢牛が悪いのではなく、おれの胃が衰えたのだろう。思い返せばつるやの蔵王牛は超絶美味だった。

 

 

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得だね35%オフで19時すぎの福島発の新幹線を取っており、時間があったので旧米沢高等工業学校本館に寄った。

 

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「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」で始まるサミュエル・ウルマンの詩「青春」の石碑。翻訳者が山形大学で講師をしていた縁らしい。

 

高校の卒業式で校長先生がこの詩を紹介していて、卒アルのタイトルも「青春」だった。当時はそれほどピンと来なかったが、それから四半世紀たった今、この詩がつきつけてくるテーマは重い。

 

米沢から福島までさらに車を走らせ、ベイスターズが延長十回に柴田、乙坂のまずい守備で中飛を二塁打にしてしまい、7点差を追いついたのに結局負けたのをスカパーのプロ野球アプリで確かめるなどしつつ、福島着。

 

内実は伴っていないが、成せば成る、青春は心の様相だ、などなど、示唆に富むというか、標語感にあふれた1日でした。