ライブ、野球、おでかけの備忘録

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セトリばれあり:佐野元春 and The Hobo King Band Billboard Live‘Smoke & Blue 2017' @ビルボードライブ東京 2017.11.21 2nd

DXシートDUO 22,920円(2人分)

 

 

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ビルボードにお一人様でなく、二人で来るのは初めてだった。ちょっと気取ろうと、山形屋で作ったスーツを着て、妻に結婚前にもらったネクタイを締めてきた。職場で「なんでそんなぱりっとして格好してるの?」と上司に聞かれたので「ぱりっとしたところに行くんで」と答えた。

 

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六本木ヒルズで妻と合流し、火鍋を食べてビルボードへ。どこからどう見てもちゃんとしたデートだ。妻は「結婚して初めてのデート」とか事実に反することを言っているが、たしかに仕事終わりのデートに限れば、野球観戦以外ではそれほどない気もする。

 

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DXシートは半個室になっていて、プライベート感は申し分ない。そしてなにより、音がものすごくよかった。いつもフロア席かカジュアルの天井桟敷かどっちかだったんで、この場所に音を合わせているのかと。そして、歌唱中にマイクのボリュームやミックスに細かく注文をよく出している元春が、この日はまったくそういうそぶりを見せずご機嫌な様子だった。

 

<セトリ>

01.Do What You Like

もう5年目に突入したビルボードではおなじみ。

02.トーキョー・シック

雪村いずみさんの登場はなく、ソロで歌ってました。

03.ハッピーエンド

佐野元春史上最高のツアーだったと独断で認定している、sweet16発表後のsee far miles tour part2でもやらなかったはず。たぶんライブで初めて聴いた。アレンジがこなれてない気がしたのは聞き慣れなかったからか。

04.僕にできること

前回のビルボードでは冒頭で音程が下がっていくところがばちっと決まってかっこよかった記憶があった。この日もそれなりにかっこよかった。

05.迂闊なことは言えない

ビルボードのための新曲。「ロマンチックじゃない」と前振りしていた。前回の30万円のバッグを持つ女性の歌とは大違いだった。

06.エンジェル・フライ

これもビルボードでは定番になりつつある。stones and eggsは長い間、ほとんど聴く機会を持つことのないアルバムだったが、昨年リマスター盤を購入し、こんなにいいアルバムだったのかとびっくりした。

07.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日

鍵盤主体のアレンジでとてもよかった。この日のハイライト。

08.ブルーの見解

佐野元春のライブ初体験だった、ナポレオンフィッシュツアーの横浜スタジアム公演を思い出した。あれから何十年たってもベイスターズ佐野元春が元気でいてくれて、俺も好きでいられることは本当に幸せだと思った。

09.レイナ

妻が終演後「レイナがとてもよかった」と言っていた。歌われている情景が妻に重なるような気がする。「話したいことは山ほどあるけれど ここで暖かいお茶でもどう?」っていえる男になりたい。

10.約束の橋

笠原あやのさんのチェロが素晴らしかった。

11.こんな夜には

セトリ表みて一瞬なんのこっちゃと思ったが、要するに夜のスウィンガーのことだった。これもビルボードでよく盛り上がる曲。

12.最新マシンを手にした子供達

サビをこの通りに日本語で歌っていたのだが、sweet16の原題からは「陽気な」が抜けていた。1992年のsweet16発表当時、子供たちが手にしていた最新マシンってなんだったんだろうか。今ならスマホか?

13.ヴァニティ・ファクトリー

こちらはサビをカタカナのまま歌っていた。まあそりゃそうよね。vanity、ってこの曲以外で単語として出会ったことがない気がする。

14.アイム・イン・ブルー

サムデイ名盤ライブを思い出した。いつものビルボードより曲数が多かった気がする。ビルボードは基本的に70分、とどこかで読んだ記憶があるが、この日は終演が22時50分だった。

 

いつものライブももちろんいいが、ビルボードは特に元春には合っている気がする。大人の特別な空間を大いに楽しみました。

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